6日目(2005/4/12)Campeche<2号神殿>
ひぃひぃ言いながら一番上まで上ると、いい風が吹いていた。360度見渡す限りジャングルが広がっている。すごい景色だ・・・。すぐ左手にもこの2号神殿と同じような規模のピラミッド(1号神殿)の頭が出ている。(あ、でも、写真左は正面の7号神殿)
こうやって上から見れば、ジャングルから頭を出している遺跡は見つけられるけど、ジャングルの中を歩いていても何にも見えないから、近年まで発見されなかったのが理解できる。
Central Plazaの一番南に位置する、底辺140㎡、高さ55mのカラクムルの中で2番目に大きい神殿。下から見上げても、一番上まで見えないくらい。2号神殿は先古典期に建てられたが、その後古典期に増築が行われた。ピラミッド(II-B)の上に、さらに土を盛って
ピラミッド状の神殿(II-A)を建設したらしい。下のピラミッドには、38の暖炉、メターテ(トウモロコシをすり潰す石の道具)、祭壇や墓などと共に9つの部屋が見つかっているらしい。
<3号神殿("The Palace")>
Central Plazaからちょっと外れたところにあるピラミッド状の建造物。
ピラミッドの基盤の頂上に居住区がある。中は10部屋くらいの小部屋に分かれていて、2、30人が住んでいたらしい。珍しいと思ったのは、小窓があること。
この神殿の内部からは、ヒスイのモザイクの仮面や真珠や魚の骨などの装飾品と共に墓が見つかった。内陸部なのに魚の骨が見つかるということは海岸近くの都市から物がたくさん運ばれてきたんだろうな。
左の写真はカンペチェにある博物館に展示してあるもの。