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by bluecult
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ウシュマル遺跡
3日目(2005/4/9)Mérida

9時、ホテルにツアーの迎えが来る。
ツアーの参加者は、私たちの他には、アメリカ人老夫婦2組、イタリア人夫婦。片道約2時間、ドライバーのおじさんがガイド(スペイン語訛りの英語)も務めた。

ウシュマル遺跡_c0035559_21313338.jpgウシュマルへ行く途中、この辺りで最も高い場所から見渡した景色。なーんもないので、遠くまで見渡せる。
ウシュマル遺跡_c0035559_21401690.jpg
イグアナくん。
地面や遺跡の崩れた石の間に巣穴を作っていて、ウシュマルではよく見かけた。なかなかすばしっこくて写真を撮ろうとすると逃げられることの方が多かった。


ウシュマル(Uxmal)
メリダから車で約1時間半の場所にある、チチェン・イツァーと並び称されるマヤ文明を代表する遺跡。
7世紀初頭に栄えた遺跡で、プウク様式と呼ばれるマヤ文化のオリジナル色の濃い建造物で知られている。魔法使いのピラミッド、尼僧院、球戯場、総督の宮殿、グラン・ピラミッド、鳩の家、亀の家など。
また、この地方は川がなく、雨水を頼りにしていたため、雨神が非常に崇拝されていた。遺跡の神殿の壁には数多くのチャック(雨神)像が見られる。

<魔法使いのピラミッド>ウシュマル遺跡_c0035559_23284131.jpgウシュマル遺跡_c0035559_15234229.jpgウシュマル遺跡_c0035559_23395376.jpgこのピラミッドは楕円形をしている。小人が一夜のうちに作り上げたという伝説から「魔法使い」という名が付いたらしい。
内部には4つの神殿が隠されていて、実際には、8〜11世紀の間に5つの神殿を順番に造り上げたそうだ。
正面の階段には、雨神チャックの顔が階段頂上まで施されている。

<尼僧院>ウシュマル遺跡_c0035559_244242.jpgスペイン人が勝手に「尼僧院」と名付けただけで、実際には宮殿ではないかと推測されているようだ。

中庭を4つの矩形の建物が囲んでいる。
それぞれの壁には、Xや渦などのモザイクや羽毛のある蛇神ククルカン(トルテカ文明)、雨神チャックなどのレリーフが施されている。
4つの建物は高さが違い、建物と位の高さが正比例しているということだった。
ウシュマル遺跡_c0035559_11543.jpg◆プウク様式
 Puuc=マヤの言葉で
  「ユカタン半島中央の丘陵地帯」
 壁一面に彫刻を施した石を組み合わせ、
 幾何学模様や蛇などのモチーフで
 華麗かつ過剰に装飾されている。

<マヤ・アーチ(擬似アーチ)>ウシュマル遺跡_c0035559_2291392.jpgこれもプウク様式の特色の一つ。
至るところでこのマヤ・アーチを目にする。

アーチの内側の壁に職人さん(?)の手形が残っていた。

地面に通っている溝は雨水を集めるための水路。


<グラン・ピラミッド>ウシュマル遺跡_c0035559_15232185.jpg
高さ38mの大神殿。
修復されているのはこの階段側だけ。
かなり急・・・老夫婦1組は無理と言って、下で待っていたが、もう1組の老夫婦はおばちゃんが元気で、上らないと言っていたおじちゃんを連れてがんばって上ってた。
ウシュマル遺跡_c0035559_1135354.jpg頂上からの景色。魔法使いのピラミッドと尼僧院。

by bluecult | 2005-04-28 17:58 |  ┣メキシコ
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