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6日目(2005/4/12)Campeche
バランクを後にして、再び車で移動。自然保護区に通ずる分かれ道で国立公園への入園料?を取られる。そこから南下する道(途中までは舗装されているが、途中からは砂利道)を1時間ほど走って、ようやく遺跡の入り口。保護区に出入する人数と国籍をチェックされる。 カラクムル(Calakmul) カンペチェから約350km南東、グアテマラとの国境から約30kmのジャングルの中にあるマヤ文明最大規模の遺跡群。1931年に見つかり、現在もまだ発掘が続いているが 2002年世界文化遺産に登録された。一般の人に公開されるようになってから日が浅いのと、アクセスの不便さで、訪れる人はまだ少ないみたい。 神殿はグアテマラのティカルとも似通った部分が多く、250年〜695年の古典期には、そのティカルやパレンケなどとも並ぶ勢力を誇っていたようだ。複数の大きな神殿と、その前に立ち並ぶステラ(石碑)が特徴。 カラクムルは、ジャガーも棲息するというグアテマラまで続く広大な自然保護区にある。だから、入り口を入ってからも、遺跡まで森の中をひたすら歩く、歩く、歩く・・・。最初の神殿(Central Plaza)まで2kmって言ってたけど本当かな。ガイドさんによると(回れる所を)全部回るコースだと、1周するのに5時間ほどかかるらしいが、ツアーは3時間ほどかかる主要な遺跡を見て回るコースで回った。 自然保護区の中には様々な動物たちが棲んでいる。サルや鳥、蜘蛛、ジャガーや豹。私たちが訪れた時はナマケモノを見ることができたが、この時期ジャガーは餌を求めて南下しているということだった。残念、ちょっとジャガー見たかったな。あと、保護区の中だけでなく国道でも、ものすごい数の蝶(蛾?)が飛んでいた。 森の中をひたすら歩いているとそのうち開けた場所に出る。カラクルムの中心部分になる広場で、2号神殿から8号神殿からなり、南北に伸びるCentral Plaza。 <7号神殿> 広場を入ってまず右手、広場の北側にあたる7号神殿に上ってみた。一番上まで上ると、結構高くて見晴らしがいい。正面に密林から頭を出した2号神殿、その左側に1号神殿が見える。 <4号神殿、6号神殿> 広場の東側にある、階段状の建造物が 3つ連なった細長い建造物。その向かい、広場の西側にある6号神殿から天文観測をしていたようだ。 6号神殿の上に立った観測者は、太陽が昇る位置で、春分・夏至・秋分・冬至を特定した。夏至には、4号神殿の最北(7号神殿側)のピラミッドIV-A、冬至には、4号神殿の最南(2号神殿側)のピラミッドIV-C、春分・秋分には、4号神殿の中央のピラミッドIV-Bの背後から太陽が昇るよう設計されている。
by bluecult
| 2005-05-15 22:28
| ┣メキシコ
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